ステージおきたま

劇団と農業と韓ドラと、そして、世の中に一言

待ってくれない農作業

想定外だよ、マラソン走って入院2日なんて。

翌日は我が家最後の脱穀、満月モチと黒米朝紫の脱穀の予定だったのに、どうするよ、ハーベスタは知人と共有、こっちが終わるのを待ってる状態なんだ。

 

さすがに退院当日は自重、自宅療養したけど、翌日は逃すわけにゃいかない、大した杭の本数じゃないし、頑張っちゃおう。

 

夜露が乾いた10時過ぎ、作業開始。午前中にモチを済ませ、一旦家に機械を持ち帰って内部に残ったモチ米粒を掃除して、午後から黒米。この手間があるから、黒米なんて誰もやりたがらない。

相変わらず、結束部か不調だったが、なんとか宥めすかして脱穀完了、ったって、稲わらや杭の片付けとか、機械の掃除、今度は黒米粒を外に吐き出させる、なんかあって、結局夕方まで、ほぼほぼ一日働いた、さすがに、疲れた。

 

だからって、翌日は休養!ってわけにゃいかんのさ。

 

まず、トラクター引っ張り出し、米作りすべて終わった田んぼの後うない。イネのひこばえが育ちすぎで埋めてしまいたいってことと、トラクターを外に出して大豆の乾燥はさを設けたいってことだから、さっさと済ますしかない。

 

午後、まずは茶大豆の収穫、この品種とっても脱粒しやすいから、時期を逃せない。腰を屈め引っこ抜く作業、たった4列でも、根張りが頑健で、よっこらさ!うーん、腰に来たぜ。

 

ここらで終わりにしたいところだが、夕方から雨降るって、仕方ねえ、サツマイモ掘っちまおうぜ。来週は冷え込み予想、初霜でも降れば、いっぺんに葉が霜げる。ここも頑張っちゃおう。

高温多雨の夏、葉っぱの茂り方、半端なく、

本当なら全部取り去ってから掘りだしたいところだが、芋の周囲のみ茎葉を取り去り、収穫。ちょっとでかくなり過ぎかな?でも、まぁ豊作ってことで。

さらに翌日は黄色大豆の収穫、なんと10列も!それも一人で。味噌や醤油を自家製大豆で作ってるから、この量になる。腰はもうぱんぱん!いいのか、入院上がりでこの重労働、でも、仕方ない。

 

そして、今日、サツマイモ跡地に玉ねぎ植えるから、残した茎葉を取り除き、堆肥、肥料、もみ殻堆肥、ミネラル資材等撒いて耕耘だ。終わったら、サトイモ堀りもする予定。さらに、薪割りも・・・

 

と、まぁ、忙しい休養明けなんだぜ。だってなぁ、明日から1週間近く雨降るってよ、寒くなるってよ。ふくら脛、攣りそう!なんて言っちゃおれんよ。

農家の秋は、追われる季節なんだからさ。

怯えて、舞い上がって、そして地獄!南陽さわやかマラソン記③

「今日は泊まりましょう」

えっ、何言うてんの、この医者!たかだが痙攣ごときで入院って。

「嫌です」決然と。

救急治療室に搬入されてすでに1時間、点滴続けてきたせいか痙攣も収まって、あとは疲れを取ればいいだけ、家で休養でいいだろ、なんで入院すんの?!

その場は、尿や血液の検査結果を見てからってことになったが、なんだよ、患者入院のノルマでもあるのかよ、って疑っちまったな。

点滴ばかりか、尿管にまで管差し込まれて、おしっこ採取、おいおい、まだおしめする歳じゃないだろ、なんて言うわけにもいかず、ズボンパンツ脱がされて、有無を言わせず、痛ぇぇぇ!

 

そりゃ確かに、無理に無理重ねて21.9キロ走り切ったせいで、極度の脱水症状起こして、それが強烈痙攣いに繋がったってご指摘は、ごもっとも。うん、確かに水分補給少なかったよ、途中の給水所じゃ数か所でスポーツドリンク2口、3口飲む程度だったからなぁ。でも、俺って昔の人だから、運動時は水飲むな!の教えが染み着いちまってるのよ、実際、飲まなくても乗り切って来れたし、これまでも。

 

が、実際、この激痛に襲われてみて、やっぱもっとがぶがぶ飲んでおきゃよかったと反省しきりなんだが、レース中のトイレ恐怖てのもあったからなぁ、それでなくても頻尿傾向なのに。

 

排出された尿の容器見せながら、

「ほらぁ、これっぽっちしか溜まってない」

って、そんなもん当人に見せびらかすなよ。

「これ、腎機能が落ちてる証拠、やっぱりお泊りね」

急性腎不全!勝ち誇ったような医者の宣告に、返す言葉とてなく、しぶしぶ人生初の入院となった、トホホ。

 

点滴のチューブ腕に差しつつ、ちんちんにゃ尿採取管、その先はプラスチックの保存容器これもくっ付けて、入院病室に移動、たった2本の管だが、なんか、人口栄養で生き延びる重病人の気分だな。

なんたって、この採尿管の違和感ってないぜ。まるでしっこしてる気ないんだが、これで膀胱から流れ出てるんか?見ればたしかに溜まった尿の量は増えている。やれやれ、こんなのいつまで付けておくんだよ。どうやら、夜中もこのまんまみたいだぜ。

 

腎臓病患者用の塩分控え目、いや、濃い味好みの俺としちゃ、まるで無味な夕食無理やりかっこんで、やれやれ、この腹部の違和感と筋肉疲労とお付き合いしつつ夜を過ごすのか。

全身不快、それでも疲れには勝てず、浅い眠りで朝を迎えた。

 

「おしっこの管抜きます」

えっ、若い看護師姉さん、あんたやるの?俺のちんちんから?

初の患者体験、患者と医療者の関係が納得できてねえからなぁ、なんて思い悩む暇もなく、あっという間に引き抜いちまった。

「おしめの着替えどうしますか?」

「えっ、あ、後で自分で」

って答えるのがやっとだった。

 

やれやれ、違和感どっぷりのおしっこ管から解放されて、あぁ、なんと爽やかな気分なんだ!さて、退院の時間は?

と、待っていたら、主治医の兄ちゃん、顔出して、血尿出てるし、壊れたたんぱく質の破片も出てるから、もう一日入院ねってまたもや嬉しそうに言い置いて行きやがった。

もう、休養と諦めるしかないな、すべては医者が握ってるわけだしな。神さんに届けてもらった充電器でスマホ復活したから、韓ドラ『オクニョ』でも見ながら過ごすさ。

 

が、この気楽に入院療養1日が曲者だった。

点滴ぐらいなら我慢するぜ。なんて、浅はかだった。自然流下式の排尿が無くなったってことは、自分で出すってことだ。どこで?トイレで!

新たな拷問の始まりだった。

だって、500mlの点滴大袋?次から次と切れ目なくぶら下げやがるんだもの、そりゃ出るは、おっしこ。1時間おきのトイレ通いが40分ごとになり、ついには20分に一度になった。尿意をもよおすたびに起き上がりベッドからはいずり降りて、隣のトイレに点滴スタンド引きずりながら、そろりそろりと歩み入り、排尿、その合間に寝る!?しかも、ただ出すだけじゃない、備え付けの計量カップで尿量計って、記録しろってんだ。

真っ暗な夜中に、どうやって記載しろっての。トイレから出て来るたんび、スマホのライトをオンにして記入、終わればそろりとベッドに横たわりうとうと。

なんと、記録用紙にゃ15回以上のトイレ通いが記録されてたぞ。

 

眠りに落ちては尿意に起こされる、地獄の一夜が過ぎて、もう勘弁だ!これ以上の点滴は拒否するぞ、って思ったところで言いだすわけにはいかず、朝の先生顔出し。

「うーん、まだ、血尿混じってるしぃ・・・」

って、なんだよなんだよ、もう一晩なんて言うなよ。

「腎機能の値とてもいいから、退院で」と、にやり。

あんた、俺のことからかってるな。が、まぁ、退院なら許す。

 

普通患者用の食事、うん、これなら美味くはないが、我慢はできる、って贅沢してたのか、俺の食生活?シャバの暮らし?健康っていいなぁ、改めて実感したぜ。

 

10時の退院まで、さらにもう一話『オクニョ』を楽しんで、迎えの神さんとともに退院手続き完了。うん、こうやって世話してくれる人がいるってこともありがたいことだ、おひとり様だったら、どうすんだろう、入院中の日常品やらの補給とか。

 

支払った経費も含め、そこかしこ不自由をしのぎつつ治療、入院を続ける患者さんたち、それを支える家族、大変だなぁ。こりゃ絶対、医療自己負担の増額なんて認めちゃなんねえよな、ついでに言うなら、救急車が無料ってのは、素晴らしい制度だって感心したぜ。呼ぶかと問われた時、一瞬、救急車有料のアメリカを思い浮かべて、躊躇しかけたもの。

 

さまざま検査されて、どこかしら引っかかるんじゃないか?って不安は夫婦ともどもだったが、幸い、血圧も心臓も糖尿も異常なし、腎臓は元気、それもこれも走ってたからなんだけど、さて、この先どうするランニングは?

怯えて、舞い上がって、そして地獄!南陽さわやかマラソン記②

ううっ、いかん、前に踏み出しふくらはぎが激しく痙攣、動いちゃならん、反対の足にも伝わるぞ!かと言って、このままでは・・・あぁ、ダメだ、両足ともに激しく引き攣って来た。

楽な姿勢だ、気持ちを和らげて神経を宥める、それしかない、って、それができないんだってば。四つん這いか、これで片足ずつ、後ろに引いて縮み上がった筋肉を伸ばしてやる。

うわっ、かえってひどくなってきた!ふくらはぎどころか、腿の筋肉も収縮して、見るからに変形している。マッサージ!そぉーっと、擦ってみるも逆効果、あぁ、ダメだ、この姿勢も保てない。

 

体育館の床にザックを抱えるように寝転がる。ううーっ、体をどう向けたら楽になるんだ?勝手に縮み上がる筋肉と筋を宥めすかすが、どう姿勢を変えりゃ許してくれるのよ。ごめん、たしかに使い過ぎた、過重労働だった。

 

辛すぎる!必死になって呻きを飲み込む。試しだ、仰向けに寝てみた、が、ダメだ、ぴくぴくブルブル、まるで吊り上げられた鰹状態か?

 

近くで休んでいた二人連れが傍を通り過ぎて行く、おい、この苦痛にのたうつジジイに気づかんのか!見て見ぬふりか?助けを求めるか?いや、まだ20分、前回の例から後10分も我慢すれば収まってくるはずだ。耐えろ、気持ちを楽に持って、別のことを考える、例えば参加賞にもらった白ワイン甘口とか、無理だって、頭の中も激痛が駆け回ってるんだ。

 

そろりそろりと体勢を変えて、回復の兆しを探す、が、すぐに激痛が下半身を覆いつくす。こりゃダメかもしれない、自慢の自然治癒力の範囲を超えちまったようだ。ますます酷くなる。

 

体育館にはもう2グループくらいしか残っていない。隅の血管年齢測定チームも和やかに撤収に掛かってる。おおい、体調維持目的の係なんだろ、中央でのたうちまわってる年寄りが見えんのか!明らかにおかしいだろ、中央で蠢いてる老人って。

 

あぁ、最後のグループが帰りかけてる、声を掛けるなら彼らにしかない。いや、なんとか自力で、うーん、とても収まりそうもないこの筋収縮!

「すみません、お医者さん呼んでくれませんか」なんて弱弱しい声なんだよ、みっともねえ。

 

ようやく気付いた若者たち、寄って来る、声かけてくける。何人かは連絡に走ってくれた。

スタッフが来る、その間1分弱か?早く来いよ、めちゃめちゃ長いぞ、

「どうしました?」って決まってんだろ、いや、決まっちゃいないか。痙攣がひどくって屈辱に耐えつつ伝える。

「救急車呼びますか?」

あぁ、そういう流れか、大会に詰めてる医者っていないのか?足の痙攣なんてマラソン大会なりありきたり、薬とか注射とか、この場で効くものないのかよ。

と、なりゃ、「お願います」しかないよ、この激甚痙攣にゃ。

 

スタッフの男性二人、担架を持ってきて、俺を上に移動させて、「うわっ、重い!」何抜かす、50キロちょいのジジイだぞ、非力な若者め、っと突っ込みたかったが、迷惑掛けてんのはこっちだしな。

 

救急車の来るまでの数分、これが一番つらかった、今にして思えば。いやいや、救急車の中もかなりのものだ。こんなに揺れるもんなのか!?車がガタつくたびに痛みがいや増す。救急車ってノンストップ、ぶっ飛ばして行くもんだって思ってたが、遅いこと、遅いこと。もちろん、隊員二人も痙攣患者なんて初めてだよな、どうしていいかわからん様子。足の痙攣ごときで呼びやがって、って思ってんだろな、俺もそう思うよ。頭を上げてもらってどうにか痛みが少し和らいだ。

 

あぁ、こうやって、事故や急病で搬送される人たちは苦痛にのたうって病院到着を心待ちにするんだな、この気が気でない感じ忘れないようにしよう、とか、韓ドラの『ドクターサブ』の救急患者のシーンなんか思いだしてた、って、余裕じゃねえか、って、違うのさ、次々にあれこれと情景や思考が飛び過ぎて行くだけなんだ。

 

こんなに遠かったか?南陽から置賜総合病院まで!早く着け、なんとかしてくれこの激痛!

着いた、おぉ、『ドクターサブ』の世界!顔をゆがめて、緊急患者を装う、でも、全然違うじゃないの!患者をベッドに移す手際とか。

まっ贅沢?言わない、この激痛地獄から救い出してくれる神の手の方たちだ。頼むぜ、注射の一本とか打ってくれぇぇぇぇ。

つづく

怯えて、舞い上がって、そして地獄!南陽さわやかマラソン記①

久しぶり、そう、5月の寒河江はコロナダウンで欠場の無念、1年前の山形まるごとマラソン以来だからね、当然今年は最後のマラソン出場、いや、もしかすると人生最後のレースになるかも・・・

 

なのに、なに余裕こいてんだよ、前日まで届いた大会要項チェックしないなんて!どれどれコースチェックしとくか、って、

なにぃぃぃぃ!

制限時間2時間40分!だとぉぉぉ!

しかも、10キロ関門1時間45分!16キロが2時間ジャスト!

そんなエントリーするときの要項にゃ書いてなかったぞ、てっきり2時間50分、それもゆるゆるで、まぁ、皆さん、最後まで待ってますから、ってほのぼのおおらかファミリー大会だって思ってたのに。

 

慌てて計算、何っ!キロ7分ちょいで走ってようやく通過できるって、無理、無理、無理!事前の外ラン11キロだって、せいぜい7分30秒でしか走れてないんだぜ。そんな、7分のペースで走り切れるわけねえだろ。

 

翌日のレースを前に、頭茫然、目の前真っ暗!止めるか出るの。10キロ関門、はい、ご苦労さん制限時間超過で中断でぇ~す、ってことになるって惨め過ぎるだろ。そんな悲惨な終わり方していいわけないだろ、人生最終レースが。

 

が、走る前から諦めちゃ、それこそ、人生そのものに黒歴史を刻むことになる、やれるだけ、精いっぱい走ってやろうじゃないの、挑戦だぜ。

 

レーススタート!最初は赤湯の町に向かって下り坂、って思っていたら、なんの、けっこう上りもあって、早くも苦戦。それでも、一緒に走るランナーに引っ張られて、なんと6キロ台で走ってんじゃないの。と、いい気になるのも最初の折り返しまで、ここからはほとんどがだらだらの上り坂、ほれ見ろ、ペース一気にダウン、いかんこれでは、10キロ関門でアウトになるぅぅぅ!

 

必死に時計見ながらペースを上げる。よしよし、なんとか5分ほどの貯金ができた。この分なら、少なくとも最初の関門は通過できるな。ありゃ、関門通過審査所らしきものなし、電子計測のマット敷いてないし、何人か関係者?らしき人らが立ってるだけ、ガンバレ!って、おいおい、それだけかよ。

この調子だと、制限時間てのも、<とりあえず厳格に書いてみた!>程度の名目目標値なんじゃないか、そうだ、やっばり、その方が南陽マラソンにゃ合ってるって。ついでに最終制限時間も2時間50分にしてくれると、もっと参加者も増えると思うぜ。

 

なんて、10キロ通過の余裕も、そこから5キロの上り坂で使い果たした。まだか、折り返しはまだか、上り坂の終点はまだか。途中14キロ付近に屯する応援?の一群あり、ただし計測装置やテーブルはなし、もしかして、これが折り返し後の16キロ関門か?

やっぱり、名ばかり、かっこだけの制限時間なんだよ、よし、苦しくはあるがなんとか行けるさ、しだいしだいに5分の貯蓄が減って行く。でも、大丈夫、下り坂だ、落ちたペースを無理やり上げて、よっしゃ、名ばかり16キロ関門時間内通過だぜ、やるじゃねえか、俺。

と、すぐ後ろにピタリとランナー。

「最後のランナーです」って、

ええー、本当に切っちゃうの!後ろにまだ20人近くいるけど、あの人たちアウト?!いやぁ、なんと恐ろしい、ちょっとでも気緩めてたら、ここで終了、回収の運命だった。

 

「ここ通過すれば後は大丈夫です」って、言葉に乗じてゆっくり行きたいと思ったが、なんのなんの、横にぴたりとついて7分10秒のペースで煽って来る。いや、その気はないんだろう、こっちの走りに合わせてくれてるつもりなんだろう、

「7分30秒、いいペースですね」って、

違うっての、7分10秒だってえの、俺には早すぎなんだってば、なんて、文句言うわけにゃいかない、せっかく掴んだラストランナー、途中で音を上げちゃ恥ずかしいだろ、お付きのランナーはさらに増えて5人ほど、まるでVIPのジョギングじゃねえか、いい気分?とんでもない、必死で足を運んだぜ。

 

残り2キロ、あぁヤバヤバ、太ももの内側が突っ張って来た、このまんま無理すると痙攣に行き着いて走れなくなる、そんなここまで来て棄権はできんぞ、周囲を守って?走るスタッフたちの見る目も無視、道路柵につかまって屈伸運動、おっと、下手に動かすと攣りそう、でも見守りランナーたちには、

「大丈夫、あぁいつものことなので」と平気を装い、

「ほんとの地獄はレース後に待ってるんだよ、えへへ」なんていかにもの見栄張って、歩き始める。走ったり、歩いたりを繰り返しながらゴール地点の体育館が見えてきた。

この建物を半周すればゴール、おっ、なんかすごい声援だぞ、そうか、そりゃそうだ、ラストランナーにゃ声援が集まるもんだし、まして、このよぼよぼジジイじゃなおのことだ。

まるで、24時間テレビみたい、なんて声も沿道から聞こえてきて、そうかそうか、あの命がけレースを完走する芸能人たちもこんな気持ちを味わってるわけだ、なんて、ろくでもないことを考えながら、最後の200mは颯爽と、と当人は思う姿勢で走り、よしっ、多分記録は制限時間は過ぎたはずだが、公式に完走と認定してもらえたろう。

 

よくやった、足の痙攣もそれ以上ひどくなることになく、参加賞をもらって選手控室で着替え、去年の山形じゃここで激しい痙攣が始まり、パンツ姿で30分通路に座り込んでたんだった、今年、どうだい、大したもんだぜ、汗かいた下着は変えたし、ジャージも穿けた、靴下もなんとか、よしっ、帰ろうか、颯爽と、

と、歩き始めて体育館の中央に来て、あぁぁぁ、いかん!

じ、じ、地獄が始まったぁぁぁぁぁ!

つづく

 

フランスの希望は高校生、日本だと・・・

フランスの高校生、やるなぁ!さすが、フランス革命の子孫たちだよ、教育環境の改善要求して占拠、座り込み、すでに5000人逮捕とか、襲い掛かる警察の様子も伝わって来て、ちょっと心配だが、代表?がテレビ討論とかで堂々と主張する姿を見ていると、たしかに新しい時代の始まりを感じる。ついに教員3000人増員って成果も上げちまったしな。

 

さて、日本だが、若者たちはどこで何してる?一部ペンライト振る女性たちを除けば、大方は、男たちは、ちまちまと?いや、あくせくと?今を生きるのに精いっぱい、置かれた現実の大本を追及するでもなく、自己責任のNISAなんかに現を抜かしていて、どこにも快哉を叫べる要素は見られるない、と、思っていたら、

 

なんと81歳のジイサン、失礼、超ベテランが希望の星に躍り出た!

横浜市長選立候補の山本理顕さんだ。

えっ、ウソでしょ?無理でしょ!81歳って。

そりゃ、大阪万博の大屋根リングを理詰めでとことん批判した第一級の建築家でもあり、建築界のノーベル賞てのもらってるし、単に建物の設計だけでなく、街づくり、社会のシステム提案と斬新で魅力的なアイディアを常々提起している方だとはし知っているけど、いくらなんで!

 

立候補に名乗り出たのも遅かったし、もちろん、バックに動ける組織もないようだし、すでに選挙はパワハラ退職の山中と自民、維新、国民の推薦候補の一騎打ちの構図が固まってるみたいだ。

他に立憲元議員の中谷とか共産党、さらに市民団体からの出馬もあるって、山中批判票をお互い票奪い合う状況、これじゃ兵庫の二の舞になりかねない。

 

そこに「パワハラ市長は出るべきでない!」と決然と言い放って颯爽と登場した山本理顕、有権者の受け止めはどうなんだ?

急遽開催された演説会、なんと400人超も集まったって。

もちろん支援組織の動員なんてなし、開催を告知するSNSだけが頼りの動員で、これだ。

内容もありきたりな「横浜を前へ!なんて空虚な決意表明なんてものは一切なくて、さまざまな分野での具体的な提案が盛りだくさんだったってことだ。

例えば、花博の跡地は農地にして自給農園のモデルにするし、農家への補助も行って、市内の農地保全にも努めるとか、

建物はすべて耐震構造にするとか、新型デマンドタクシーを活用して、バスとしても運行するとか、

これまでの実践、主張を最大限に実現することを提案している。「助け合って住む、地域社会圏」なんて、暮らしの哲学そのものじゃないか。

 

立候補声明から数日でこの盛り上がり、そして、提案内容の濃密さ、しかも、年齢をまったく感じさせない矍鑠たる姿で、

連日街頭に立って提案と対話を続けている。

 

お願います、頑張ります、やらせてください連呼の他候補、政党の支援に頼る候補たちに対して、敢然と一人理詰めの戦いを継続中だ。

その提案のすばらしさ、ここまでの実行力、さらに、歳を感じさせないはつらつさに魅せられた人たちが個々ばらばらに応援に集まって来ている。街宣では、11本ま運動員腕章が奪い合いだと言う。

 

投票日まで1週間、ネットでの人気は間違いなく上がってきているが、果たして、横浜市民の隅々まで人物像を伝えきれるかどうかが分かれ道だろう。

 

でも、このようにやるべきことをしっかり持ち、その道筋をデザインし、その設計図に沿って仕上げて行けるような人が、既存勢力の応援なしでも当選し、市民の先頭に立てたなら、これは明らかに一つの時代を切り開くことになる。世界は若者たちが社会を動かし始めてるが、若者がまだ目覚めない日本なら、ジジババパワーがリードするってのありなんじゃないか。

脱穀終わった、いや、終わってない!

晴天続き、悩み事あったのか迷走しいたお天気の神様、やっと正気を取り戻したみたい。

ずっとお日様マークつながってて、脱穀いつやてっても良かったんだが、息子が手伝いに来てくれる日ってことで、金曜、土曜にぶち込んだ。

 

金曜の朝は深~~い霧、そう、秋はこうなのよ、夜の冷え込みと昼間の暖かさで地中の水分が霧滴になってた漂う。まったくの無風でいつまでも居座ったまま、おい、これじゃ作業できんぞ!って文句言ったって、霧が晴れるわけもなく、10時近くになってやっとこ作業開始。

ジジババ二人で頑張ったんだが、午後になってハーベスター、脱穀と稲束の結束を行う機械、今や天日乾燥する農家しか使わない古典もの、結束部分が超不調!疲れたよって1分おきにストップしやがる。

なんだ、稲杭にして20本扱いたくらいで!泣き言言うな、って叱りつけるも、頑としてサボタージュを続ける。止まるたんび、結束部の下に手を突っ込み、安全装置を無理やり作動して起動、その繰り返し、おぅ、もしかして、回転の軸部分が油切れしてんのかもしれない、そうか、それだな、滑らかに回転しないから余分の力が掛かって安全停止!機械油を入念に差して、おぅ、やっぱりそれだった原因は。

このトラブルのお陰で、なんと脱穀作業に4時過ぎまでかかってしまった。そのあと、藁を畜産農家さんが持って行ってもらえるよう、道端に積み上げ、米を運び込んでようやく1日目終了。

あっ、いかん、脱穀した籾を入れる袋、あしたの分足りないぞ、買ってこなくっちゃ、ってことで、すべて終わって6時を回った。疲れた、疲れ果てた!

 

翌日は息子の助っ人あるんで大きな田んぼ、

稲杭は40本、頼むぜコンバイン、油しっかり差してやるからさ。

3人か掛かりはさすが速い。風吹いたせいで霧も早めに上がって、午前中に半分以上扱き終えた。ちょっとイモチっぽいかな?って思ってた米粒も悪くねえぞ、これならそこそこ取れたろうな、機械も今日は油補給で上機嫌、止まることなく、頑張ってる。

 

脱穀部から出てきた稲束が、結束部から滑り落ちる問題点は、結局対応できず、扱き部に突っ込んでは、出てきた脱穀済稲束を腕を伸ばして結束部に誘導してやるなんて、めちゃめちゃアナログな仕事も最後まで行って、やっと、やっとすべて脱穀完了した。3時過ぎ、速っ!

藁を運んで積み上げ、稲杭も片づけ、すべて後片付けも終えて、美味いビールが待っていた。

 

これで、今年の米作り、すべて完了、ならいいんたけど、黒米と満月モチも脱穀を待っているし、仕事の都合で稲刈り遅くなった小作人さんのはえぬきも残ってる。

あと半月ほどは米の作業は続くな。でも、仕上がった米は、まずまずの品質だし、収量も持ち直したから、気分としちゃ、ホクホクまで行かないまてせも穏やかなんだよな。

U-NEXTお試し期間をフル活用!

ヤバッ、ブースター壊れた、地デジ映らなくなった!

どうする?アジア大会サッカー、見られんぞ!

焦って放送の予定を探したら、あった、U-NEXT、おぅ、地デジ民放と違って、他競技と切ってサッカーだけの放送だぞ。でも、月額2000円以上も払うのはちょっと、もうNetflixとアマゾンプライム入ってるし・・・

 

あらっ、無料お試し期間だってよ。U-NEXTよくやってくれるよな、前にもこれ利用して東学農民戦争を描いた超大作『緑豆の花』をすべて見せてもらった。

また無料提供って、どんだけ太っ腹なのよ。年金ジジイの見方だな。

 

アジア大会サッカー、男子決勝・日韓戦まですべて堪能、まだお試し期間は残ってるぞ、この際だ、U-NEXTでしか見られないもの見ちまおうぜ。

 

と、何故かその時、深澤真紀の、韓ドラで見る韓国近現代史150選なんてのが突如入ってきて、これ聞いてたら、あらら、まだ見てない作品多いじゃないの。それも映画はU-NEXTにかなり入ってる。特に、光州事件関係の映画は強い、『光州5.18』、『1987、ある戦いの真実』、『26年』、他の事件でも、朴正煕暗殺を扱った作品、『KT』、『その時の人たち~有故』、おいおい、新作の『大統領暗殺裁判16日間の真実』まで入ってるじゃないか。

 

よしっ、これだ、これまでドラマ派で、ネトフリ主体できたし、今も『オクニョ~運命の女』見てる最中だけど、全話完結ははるか彼方、ここは、いったん中断して、U-NEXTだな。残り2週間、U-NEXTの韓国映画見まくってろうぞ。

 

最初の夜は『キングメーカー』、

金大中とやりて選挙参謀の話しらしい。『クイーンメーカー』って作品も別にあって、こっちは、はぐれ者で桁外れの民主派女性弁護士をソウル市長に押し上げる有能な女性スタッフの話しだった。って、ことは、こっちは金大中が大統領になるまでの波乱万丈、苦難の物語かな?

 

と、思い込んで見続けてたら、あらら、思いかげない方向に転がっちまったぜ。ネタバレになるから結末は言わない、たしかにキングメーカーには違いないんだけど、とだけ言っておこう。

 

物語の主題は、正しき目的のためなら手段を択ばず、は是か非か?北朝鮮で悲惨な目にあい、脱北?してきた優秀な若者が、自由な社会の実現を目指し金大中に賭ける。ただ、彼の才能は、とても真っ当な選挙対策とは言えず、陣営内からも金大中からも煙たがられるが、当時の与党の腐敗堕落に対抗するには大いに効果的で、次々と勝利を勝ち取って行く。しかし、いよいよ、大統領選での朴正煕との一騎打ちで、一線を踏み越えてしまう、いや、その違法な行為が彼のものなのか、情報部の手になるものか、はっきりと示してはいない、かな?

 

いかに優秀であろうと、実績を上げようと、北の出身者が表舞台に立つことの難しさ、その屈辱感と閉塞感に立ち向かう男の切ない物語だ。視聴後の感慨もとても複雑、金大中は最終的に大統領にもなり、ノーベル賞も受賞するという、それまでの死の危機を何度も乗り越えた末の栄光が待っていたが、その陰で、暗く沈んで行った男の存在は、現実ってそういうもんだろうな、とやりきれない納得感を残し、後味はとても苦いものだった。

 

こういう政治と真摯に向き合う人間ドラマ、韓国映画の底力だよな、さぁ、明日かもいろいろ楽しましてもらうぜ、U-NEXTさん。