今年初めて神さんから、畑の耕作権を譲り受けて、上手く行ったことも多かったけど、失敗も少なくなかったなぁ。ささげ類はまるでダメだったし、タマネギの苗作りも完敗、悔しいけど購入苗を植えてしのいだ。中でも悔いが残るのは、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーのアブラナ科トリオだ。
春作じゃぁ、せっかく順調に育って結球の直前までたどり着いていたのに、もういいだろ、と防虫ネットを外したのが運の尽き、あっという間に蝶々や夜盗蛾の襲撃に会い、穴だらけになってしまった。これはしたり、秋作はぬかるもかんかい、と、タネを播いたが、発芽直後たった1日、ネットの端がめくれていたために、虫どもが侵入、毎日青虫退治に明け暮れた。それでもなんとか苗が仕上がって、畑に移植、ネットを被せて、これで安心。夏場さえ過ごせば、秋には蝶も飛ばなくなるさ、それまでの辛抱だ。そこまではどうにか起死回生の経過をたどっていた。が、間が差したっていうか、甘く見たっていうか、秋口、涼しくなって、蝶々飛んでないし、もう、蝶々の季節は終わりだよな、窮屈なネット外してやろうな。
ああ!この浅はかさ!この無知!この経験不足!蝶々にも端境期?成長の合間ってもんがあったんだ。
ネット外して1週間、一時、途絶えたかに見えた蝶々が、猛然と飛び交い始めたのだ。春作のキャベツ類を片付けずに放置したのが致命傷だった。産み付けられた卵がここにきて一気に羽化して飛び立ったんだ。ああ、もうまったく、片づけ嫌いのツケが手ひどい形で回って来た。
雪のように畑を覆う蝶々は次々に産卵、最初のうちは、必死になって卵退治、青虫つぶしに熱中していたが、多勢に無勢、虫取り作業の非生産性に嫌気がさし、ついにギブアップ!例年にない暖かさ、なんと10月半ばでも蝶はひらひら!もう、いい加減にせい!今年は、諦める。これは来年への大切な教訓としよう、アブラナ科トリオの畑には極力近づかず、傍を通っても敢えて目をつぶってやり過ごしてきた。だって、穴あきを通り越して、葉脈だけ残ったレース状だもの。酷くて目も当てられない。
で、昨日、隣りに植えてある春菊を取りに行って、何気なく見たら、

ええーっ!キャベツ、結球してるぅぅぅ???あんなに痛めつけられたのに。信じられない!ほら、周囲の葉っぱはレースなんだよ。どう見たって、光合成できる余地はない。小さな結球にも青虫、夜盗虫が食い込んで、好き放題食い散らしていたのに。丸まってるよ!キャベツだよ、間違いなく。比較的被害の少なかったブロッコリーなんかお見事、美味しそう!カリフラワーもしっかり花が包まれている。

強いもんだ!作物の育つ力。逞しいもんだ、生命力!なんとしても子孫を残したいと必死で光合成したんだろうね。まっ、中には虫がまだ眠っているんだろうけど、そんなこたぁ気にしない。虫も糞も取り除いてありがたくいただくことにしよう。これで、越冬野菜、ちょっとだけ手に入った。あとは、白菜なんだけど、・・・これがまた、ねぇぇぇぇぇ。