ステージおきたま

劇団と農業と韓ドラと、そして、世の中に一言

ノルマ達成!新入生獲得戦争

 ほんと、戦争だった。どこの部もみな必死、定員を割ったたった102名の新入生を一人でも獲得しようと、熾烈な戦いが繰り広げられた。学校中の壁という壁、窓という窓は勧誘ビラで張りめぐらされ、上級生たちは、鵜の目鷹の目で獲物を漁った。どの部も活動が活発になってきたのはいいことだけど、新入生のぶんどり合戦はエスカレートするばかりだ。

 さて、演劇部だ。今年は、もう絶対譲れないノルマがある。それは今年卒業した3年生10人分を完全に補強するってこと。だって、全国に出て行けないからね。いつだってぎりぎりの人数でやってきた置農演劇部、東北大会だって、17人キャストって無茶で乗り切った。で、そのつけが今回の新入生獲得の厳しいノルマってことだ。居なくなった人数だけそろえなければ、『どんがら山奇譚』の全国出場は不可能になる。

 手を変え品を変え、アイディア振り絞って獲得合戦に臨んだ。まず、3月のオリエンテーションでは玄関で、昨年の舞台の写真展をやった。他の部のブーイングなんて気にしていられない。入学式では、案内係を引き受け式の最後には校歌の披露も買って出た。もちろん、終わった後は、玄関前で1時間半のノンストップダンシング。新しく覚えた『ウォンビーロング』で徹底的に迫った。

 新入生の部活動見学期間は、初日はダンス披露、二日目はダンス講習会、三日目は『どんがら山奇譚』のビデオ上映会、そして、最終日は子どもミュージカル『合い言葉は?もったいない!』の公演を行った。昼休みは必ず教室回りも実施、顧問二人も、校舎内に散って客引きに徹しした。ともかくやれることはみなやった。

 さあ、その結果が、今日、出た!新入生11名獲得!!じゃじゃーん!だね。しかも、3年生一人が戻ってきて、一人が新加入ということで、一挙に13名増えることになった。よかった!本当によかった!!

 全国っていうのは大きなセールスポイントでもあったけど、逆に敬遠される材料にもなったみたいで、途中見通しは実に実に苦しいものだった。やってはみたい、でも、レベル高すぎ!ついてけないかも!ってみんな部室を避けて通るんだもの。ダンスがちょっと出来過ぎだった、それ程でもないんだけど、ってことも、無理!って感じさせる原因になったかもしれない。

 ともあれ、人数はそろった。しかも、最初から躊躇せず、入ってきた一年生も5人ほどいたし、その他の生徒たちも、覚悟を決めて入ってきた者ばかりなので、同じ一年生とは言え、レベルは相当高そうだと見た。でなきゃ困るけど。

 いつもなら、お試し入部期間で、4月中は土日は休み、平日も6時までって甘やかしてたけど、今年は、もう、今日から完全に同じ歩調でやってもらうことにした。7月までに全国のレベルまで上がってもらわなくちゃならないからだ。厳しいよでも、がんばって!

 明日から三日間、新入生のオーディションが始まる。定期公演から全国大会までのキャストとスタッフを振り分ける。無茶だよなあ、まだ入って一週間と経たないっていうのに。でも、仕方ない。全国の申し込みが来週に迫ってるから。さあ、明日から三日間、どんなパフォーマンスを見せてくれるかな、自己紹介ではほとんどがキャスト希望だったから、きっと壮絶なバトルが繰り広げられることだろう。楽しみ、楽しみ!