えーーーっ?本当ぉぉぉぉ?!まさかぁぁぁ?
ごめん、正直見くびってた。顧問Nに全面移管してまだ3年、顧問のオリジナル脚本も大会作品じゃ2本目だったんだしゃないか。作者として力を付け、作品もこなれてくるまでにはもう少し時間が必要だと思っていた。今回の作品について相談受けた時も、玉石混淆のアイディアてんこ盛りで、とてもとても1時間に納まる代物じゃなかった。それと、高校演劇の勝負所からもちょっと外れ気味だった。題材を絞ること、狙いを定めること、役者に振り回されないこと、程度の常識的な事柄をアドバイスしたくらいだったけど、そこから県大会を突破するような作品に仕上げてくるとは、まさしく、想定外だった。
見誤ったなぁ、そうか、そこまで作り直し書き上げたのかぁ!部員も、子どもミュージカル、演歌ショー、さらにはコント大会と矢継ぎ早の過密スケジュールをものともせず、意地と力を見せつけてくれた。頼もしい連中だ。改めて、おめでとう!
さて、弱ったゾ!東北大会、菜の花座の公演とかぶってるんだ。
東北に行くなんて思わなかったから、顧問Nには、菜の花座の『不幸せくらべ』にも当然出演してもらえるものと、役を振ってあった。とぼけた人柄で、反応が大いにずれている似た者夫婦、主人公の姉の役だ。彼女の多忙さを考えて出番は絞ってあるものの、けっこう大切な舞台回しの役所だし、彼女のとぼけた持ち味を生かす面白い役を作ったつもりだった。
責任感の強い顧問N、東北大会の上演順を初日に選んで、上演後、生徒は他の顧問に任せてとんぼ返りします、とまで言ってくれたけど、それはさせられないでしょ。せっかく自分の手で引き寄せた最初の東北なんだから。全日程参加してもらおうじゃないの。
となると、代役捜しだ。いやぁぁ、久しぶりだなぁ、劇団の旗揚げ当初は、しょっちゅうだった。公演の度毎に予定していた役者が抜けていき、その後釜を探すのに四苦八苦の毎日。夜中、車中で数時間にわたって説得工作!なんてこともあった。最近は、メンバーの意識も高くなり、子育てで次回以降活動休止、なんてことはあっても、これてで止めます!宣言は、とんと少なくなった。それとシニアの大量入団があって、バックアップメンバーも分厚くなっている。
今回の役は40代の既婚女性、となれば若手のシニアなら十分対応可能、となると、あの人か?あの人か?事情で、菜の花座には加わらなかった数名をピックアップ、さらにそれらに断られたら、他劇団のあの人か?
昔と違うのは、座長の僕が説得役を担当しなくても良くなったことだ。口説き上手の制作担当者が、さっさと交渉してくれた。結果はOK!シニア2期生で、仕事とエアロビクスグループの活動が忙しく、演劇学校だけで離れたHさんだ。年柄といい、持ち味といい、この役にはぴったり、いい人が見つかった。本当に良かった!来週からは、秋冬限定出演のKさんも加わって、フルキャストで稽古が加速していくことだろう。
さっ、置農演劇部と顧問Nには心おきなく東北大会に向けて頑張ってもらおう。同じ頃、菜の花座は新規キャストで大いに客席を沸かせているはずだから。